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食材・食品や成分を選択する際の目安

気になる年齢別!血液の葉酸濃度


投稿日: tabemoe

国民健康・栄養調査の栄養素等摂取量で各種栄養素の摂取量を年代別に把握することができますが、血液中の濃度は不明です。理論的には摂取量が高ければ血液中の濃度も高くなりそうですが、実際はどうなのでしょうか。気になる葉酸について調べてみました。



摂取量が高ければ血液中の濃度も高い?

医療系の20代を中心とした女子学生38名を観察した報告がありました。葉酸は妊活の栄養素とも紹介されていますが、実際は妊娠判明後に摂取する方が多く、葉酸を摂取する最大の意味である神経管閉塞障害の予防には遅いです。なお、神経管閉塞障害は受精後3~4週頃に発生します。なので、予防するには日頃から葉酸を意識的に摂取する必要があります。

さて、報告では47.4%に当たる18名が葉酸の推奨量である240μg/日以下であったとともに、葉酸の摂取量は血液中の葉酸濃度と関係し、葉酸の摂取量が多いと血液中の濃度が高かったと報告されていました。

しかし、医療系の学生が対象にも関わらず47.4%が推奨量を下回るとは驚きです。実は自身も摂取しているつもりだけれども調査すると摂取量が足りていないのかもしれません。

また、赤血球に含まれる葉酸の濃度は食べ物などの影響を反映していると記述されています。そして、「サプリメントから摂りたい」と答えた回答者は1割弱と少なく食事指導を含め、なるべく食品から摂れるような取り組みが必要である。とも記述されています。

やはり、サプリメントではなく食べ物から葉酸を摂取するのが一番だと思います。なお葉酸の多い食べ物にはレバー、クロレラ、ホウレン草や加工食品だとマーマイトなどがあります。

年齢別の葉酸濃度

2003-2006年の間にアメリカ国民の血液中のビタミン濃度を測定した報告がありました。対象となったビタミンは葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンE等です。英語になりますが興味のある方は参考資料の「Second National Report on Biochemical Indicators of Diet and Nutrition in the U.S. Population」をご覧ください。グラフを見るだけでも楽しい資料です。

資料から血清葉酸濃度と赤血球葉酸濃度のグラフを作成しました。左が血清、右が赤血球です。

血清でも赤血球でも20歳以降で女性と男性に濃度の差が出ています。しかも女性では10代から20代にかけて、血清では低下の減少が抑えられ、赤血球では増加を示しています。葉酸が妊活の栄養素として認識されていて意識して葉酸を摂取しているからでしょうか。

参考資料

・若年女性における葉酸摂取量および赤血球葉酸値の実態
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjda/53/6/53_6_531/_pdf
・Second National Report on Biochemical Indicators of Diet and Nutrition in the U.S. Population
 https://www.cdc.gov/nutritionreport/pdf/nutrition_book_complete508_final.pdf


食べ物を選択する際の目安となりますように。

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